どんな製品?

米国に本拠地を置くSRAM社のロード用フラッグシップコンポーネントRED。デュアルピボット構造を採用したブレーキキャリパーは、鍛造アルミニウムのアームに、チタン製のマウンティングボルトやピボットボルトを採用して、公称265gの軽量設計。

ジャーナリスト視点でのインプレッション
SRAM REDのブレーキキャリパーはオーバーオールな成績では、9点ぐらいをあげたい仕上がり。制動力は、ツールドフランスで走っているプロがどう言うのかは解りませんが、私感では全く問題ない。77シリーズのデュラエース並み(出た当時は、Vブレーキ並みに効くと言われてた)の制動力は持っている。レバー比の問題もあって、7900デュラエースのような引けば引く程に止まって行く制動力は無いにせよ、実用上は何の問題もない。そもそも、ロードバイクの場合、MTBに比べてタイヤの限界自体が低い為、そこまでの制動力があっても仕方ない。また、REDのコントロールレバーを組み合わせた時の引きの軽さやコントロール性は特筆モノ。ちょいガケしてのスピードコントロール性という意味では、最高のブレーキの一つと言って良い。ペアで265gという一昔前であれば超軽量の部類に入るブレーキだが、信頼性その他については太鼓判をおせる。いわゆる超軽量のカーボンブレーキを装着したい気持ちも解るが、ヒルクライムスペシャル以外の用途では、リアはともかくフロントに関してはREDぐらいでヤメておいた方が安全と言うか安心。安心に走れる方が、当然速く走れ、精神衛生上も良い。
鍛造アルミ部品のポリッシュ度合いに関しては、「どうみても職人の手作業でしょう。」という仕上がりで、機械仕上げの雑さが残るデュラエースとは比べ物にならない。10年前のカンパニョーロを見ているような美しさ。
ちなみに、最新フェーズの製品(SRAM RED YELLOW、RED BLACK)では、SWISSTOPのYELLOWブレーキシューが最初から着いてくるので、カーボンホイールにも無駄な出費無く対応出来るのも嬉しい。