エリート女子XCレースレポート


土曜日午後1時30分にスタートとなった女子エリートは、一周5.03kmのコースを6周。天気は曇りで、路面は一部がルーズなものの全般としてハーフドライでのレースとなった。日本勢からは片山梨絵が出場した。
レースは、1周目からカナダのキャサリン・ペンドレル(Catharine Pendrel)とディフェンディングチャンピオンのポーランドのMWこと、マヤ・ヴウォシュチョヴスカ(Maja Włoszczowska)の一騎打ち。マヤ曰く「キャサリンの様子を見ながら泳がせる展開を取った。」
後ろには数十秒差で女王ガン・リタ・ダーレ(Gunn Rita Dahle Flesjaa)やイリーナ・カレンティエバ(Irina Kalentieva)を含む3位集団が数十秒差で先頭を追うが、展開を見るにマヤが有利だ。
ここで、コース終盤のダウンヒルセクションでマヤがパンク。マヤは、フィードまでダウンヒルをリム走りで下り、テクニカルアシストエリアでホイールを交換。パンクしたセクションがコース終盤であったため比較的スムーズに復帰したもの1分以上を失った。
ここで、正直言って世界選手権を制するにはほぼノーマークのキャサリンがアタックを見せて、マヤの猛追をから逃げ切る。最終周には、30秒差までマヤが詰めたが、キャサリンが実力以上の走りを見せてアリソン・サイダー以来15年ぶりのカナダ人アルカンシェルとなった。
オフィシャルコメントではキャサリンとマヤはこのように述べている。キャサリン「最後のヒルクライムほど、辛い登りは人生で無かった。」、マヤ「2位は別に悪い成績じゃないわ。スポーツとは人生のようなもの。」3位には、イタリアのエヴァ・レナー(Eva Lechner)が入った。
日本代表チームから参戦した片山は転倒によってバーエンドが曲がるトラブルがあるも、そのまま走り続ける。スタートラップでの出遅れが響き序盤は苦戦、
中盤から徐々に順位を上げ始め昨年の24位に続く28位でフィニッシュとなった。
ちなみに、キャサリンの優勝バイクはORBEAカーボンハードテイルの26インチ。XCレースの定番仕様である。

1 Catharine Pendrel (Canada) 1:46:14
2 Maja Włoszczowska (Poland) 0:00:28
3 Eva Lechner (Italy) 0:01:36
 
 

report: Kenji Nanba
photo:The Bike Journal編集部

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