AVID ELIXIR 3

どんな製品?

SRAM傘下のディスクブレーキブランドAVIDのエントリーモデル。Shimanoで言う所のDEOREクラスの油圧式ディスクブレーキとなる。2ピストンキャリパーとAVIDご自慢のTaperBoreテクノロジーのマスターシリンダー。重量は、ローター込みでフロントの公称値が398g。

プロ視点でのインプレッション
こう言っては失礼かもしれないが、グミを掴んでいるようなタッチ。(意図なのか出来ないのかは不明)マグラや現行XTRがカチっとしたタッチを起用し、ホープやフォーミュラもカチっとしたタッチに少しでも近付けようとしている感じが窺える中で、AVID ELIXIR 3のムニュっとしたタッチはレースではコントロールがしにくい。
このムニュはAVID全般に言えるタッチなので製作意図かもしれないが個人的にはレースならカチっと、街乗りならムニュが楽。
report:小笠原崇裕

ジャーナリスト視点でのインプレッション
レバーフィールはスポンジーと言うよりもムニムニ感。AVIDに言わせると、強く握った時と、もの凄く強く握った時のモジュレーションが転ぶか転ばないかを決定するのでこういうフィーリングになっているようだが、残念ながら日本のトレイルはアメリカのタイヤが突き刺さるようなハードパックの路面よりもグリップが低い。雨が降ると数日間は滑りやすいようなトレイルには、このフィーリングはかえってコントロールしにくい。一方で、絶対的な制動力は必要十分だし、メンテナンスはディスクブレーキと考えるとELIXIRシリーズは純正のブリーダーさえ持っていれば比較的簡単。YouTubeなどのHowToをみながら20分もあれば必要充分なエア抜きが可能。ShimanoのDEORE(先代、2012モデルの両方)と比べても、レバーの初期の引きの軽さはAVIDが有利だ。Shimanoは、引き始めた最初の瞬間に引っかかりがあるがAVIDをスルッとスムーズに動く。パッドがローターに当たった先はムニムニなのだが、初期の引きの軽さは一日中走ると結構指に効いて来る。が、やはり個人的には、レバータッチはもう少し硬い方が嬉しい。
 
 

report:Kenji Nanba

photo:The Bike Journal
date:2011.10.12