MAXXIS CROSSMARK TUBELESS2.1

どんな製品?
台湾にルーツを持つグローバルタイヤブランドがMAXXIS。工業用タイヤから自動車、バイク、自転車とタイヤと名の付くものならならなんでも出している上に世界中で開発して売っているグローバルプレイヤーだ。Larsenシリーズの様な尖った製品も揃えるMAXXISのMTB用ラインナップの中では、比較的オーソドックスなXC用タイヤがクロスマーク。

ジャーナリスト視点でのインプレッション
北米の固めの土に、ハイスピードで突き刺して走るような走りで活きて来るトレッドやコンパウンドの作りの多いマキシスにあって、ややソフトな路面にも適応するクロスマークの作りは日本的な観点でいえば好印象。それもその筈、MAXXISのタイヤは西海岸のR&Dで作られる事が多いがクロスマークは、クリストフ・サウザー(スイス人、元世界チャンピオン)の責任監修だ。故になのか、日本と比較的似たコンディションの路面が多い北スイスや南ドイツのような、腐葉土にドスっと乗って走るような条件で、ペダリングでもコーナリングでも良くグリップする。ちなみに、タイヤのトレッドにスイスマークまで入れてしまうのは少々やり過ぎ。

一方で、転がり抵抗自体は非常に低く仕上げられており長時間のライディングにも向いているが、少なくともチューブレスモデルに関してはサイドウォールの剛性が高く乗り心地自体は大して良くないので相性としては100mm以上のフルサスに合う。また、王滝のコースのような砂利の浮いたコンディションでの高速走行ではMAXXISタイヤらしからぬ浮揚感が感じられるが、コーナリングでは比較的安定しているので、ハンドリングの頼りなさに慣れてしまえば問題ないとも言える。重量自体は、2.1で720gなのでチューブレスとしては及第点だが対して軽いと言う訳でもない。マッドコンディションでのトラクションやコーナリンググリップは残念ながら話になっていない。

ちなみに、タイヤのビードはもの凄く上がりにくい。フルクラム、MAVIC、XTRとどのホイールに履かせてもビードがスッキリと上がってくれないので、コンプレッサーを使用しての初期取り付けを行った方が良いだろう。
 
 

report: Kenji Nanba
photo: The Bike Journal
date:2011.11.18