アンディ・シュレク、コンタドール事件にコメント

コンタドールの2年間UCIライセンス停止について、2010年のツール・ド・フランスの繰り上げ優勝が確定したアンディ・シュレク(RADIOSHACK NISSAN TREK)がコメントを発表している。
発表されたプレスリリースによると「今はハッピーだといえる理由は何も無い。」を冒頭として、
「まず一言言えるのは、アルベルトに対して悲しい気持ちで一杯だ。僕は常に彼の無実を信じていた。今日という日は、サイクリングにとってとても悲しい日。唯一のポジティブなニュースは、566日にもおよぶはっきりしない事に対して一つの判決が出たという事だ。今から僕らは前に向かって歩き始められる。
CAS(スポーツ調停裁判所)の判決は、4000ページにも及ぶ書類すべてを読んで考えた結果であると信じている。仮に2010年のツール・ド・フランスの繰り上げ優勝が今決定されたとしても何も僕を楽しくはしてくれない。僕はコンタドールと戦い、そして負けた。僕のゴールは、スポーツらしい戦いでツール・ド・フランスに勝ち、ライバルの中で一番良い走りをすることであって、裁判で判決される事ではない。今年のツール・ド・フランスで成功する事が出来たなら、それが僕に取って初めてのツール総合優勝になるだろう。」
未決日数を差し引いて今年の8月までの出場停止をUCIによって正式に発表されたコンタドールには、スイス連邦裁判所に対してCASの判決自体を上訴する事が可能だが本年のツールへの出場は現実的ではない。最大のライバル不在を一番残念に思っているのはアンディかもしれない。アスリートの心境とはおそらくそういうものだろう。
 
 

report:Kenji Nanba
photo:RADIOSHACK NISSAN TREK
date:2012.2.6