ハイスピードカメラで映す頂点コンポーネントの変速の瞬間

スーパーレコードULTRASHIFTのギアの上を滑るような変速感、9000系DURA-ACEの一瞬コリッという感触を出しながら正確そのものにギアをシフトして行く感覚、はたまたREDのダブルタップレバーでチェーンをすくいあげるように持ち上げる動き。走行中には観る事の出来ない変速の瞬間は果たしてどうなっているのだろうか?

ローラー台に載せて変速してみた所で、90RPMで回すスプロケットの回転は文字通り目にも留まらぬ速さで、目視する事が出来る筈もない。そこでTHE BIKE JOURNALでは、ウルトラハイスピードカメラを投入してリア変速の瞬間を捉えてみた。恐らく世界初ではないかという頂点コンポーネントを横並びにしてのハイスピードカメラ撮影。

イコールコンディションを徹底するために、フレーム、ホイール、スモールパーツ類まですべて同じパーツで統一。コンポーネントは、約100km走行の慣らしを終わらせた状態で撮影した。基本的な回転数はフロントアウターで90RPMの定常回転状態から成り行きで変速した状態を写した。

カメラのフレームレートは1200FPS。通常のビデオカメラが29.97FPSなので、およそ1秒間が40秒になって観る事が出来る。頂点コンポーネントの変速の瞬間はどうなっているのだろうか?変速の節度や速さについての検証は後日レポートにまとめるとして、論ずるより観るが早いので、まずはじっくりとご覧頂きたい。

参考として、旧型の7970Di2搭載車も用意してみたが、こちらは走行距離は約3,000kmでバッテリーは完全充電状態。チェーンは約2,000km使用の上、交換直前であったためチェーンオイルのメンテナンスも前回の使用時から一切行っていない汚れた状態。横方向にしなりの出たチェーンがいかに変速に悪影響を及ぼしているのかをご覧頂くと同時に、噂に聞くDi2の電子制御オーバーシフトの瞬間などを楽しんでほしい。

映像は、THE BIKE JOURNAL Youtubeチャンネルでご覧頂けます。

9000 DURA-ACE, Super Record, RED 2012 | highspeed video
 
 

report:Kenji Nanba
photo:The Bike Journal
date:13.2.18