3大ブランド旗艦ロードバイク徹底比較 Vol.8

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小笠原ー かなり時間が空いてしまったがマドン・ターマック・エボの続き。

難波ー 春のクラシックがあったり、忙しかったり、体調崩したりだったりしたので、かなり空いてしまった。2人揃っていないと話の続きが出来ないのでなかなか話の続きが出来ませんでした。この場を借りてお詫びしたい。

小笠原ー で、ブレーキ。

難波ー トレックと刺し違えてでも言いますが、本気のレーシングバイクとしてあれは、ない。止まるか止まらないかで言えば、そりゃ止まるし、タイヤのグリップ限界が低いんだから握れば簡単にリアはロックしますよ。

小笠原ー ロードなのにタイヤがロックしなかったら、そのブレーキは売っちゃダメでしょう。

難波ー それを言い出したら、TTバイクのブレーキなんぞ。。

小笠原ー 用途が違いますから。

難波ー 調整にはかなり難があるのは事実。

小笠原ー レーシングバイクのブレーキとしてあれで合格点とか、ダイレクトマウントのボントレガーブレーキ最高。とか言う、もしくはそれでいいんだったら、DURA-ACEとかSUPER RECORDとかそもそも要らないですよ。105でもRIVALでもつけとけと。残念ながら、そういうレベルのモノでしかない。ボンティだから危険って事は無いけど本気の本気のレーススペックじゃない。5点評価で2点。

難波ー ただし、Madone7は基本プロジェクトワンでオーダーなんで、気になるなら素直に9000のダイレクトマウントを選んでください。あっちがついたMadone7も今回の試乗をやった後に乗った事があるんだけど、あれは5点中5点。としか言えない。
ちなみに言うと、RADIOSHACKのチームは全員ボンティのブレーキは使ってなくてシマノ。

小笠原ー そりゃそうでしょう。9000ブレーキがあれだけ良いんだから素直につけといた方がいい。

難波ー 他のメーカーのインテグレーテッドブレーキで不満があったら、もはや終了だけど、気に入らなければ後からシマノに変えられるというのは、逆に言うと素晴らしいと評価出来る。

小笠原ー でも、アルテグラはまだダイレクトマウント規格のが出てないから、コンポも自動的に9000デュラエースになっちゃって安くはないよね。

難波ー とか言ってたら、気がついたらアルテグラと105にもダイレクトマウントが出た。でも、マドン7買うぐらいなんだったらやっぱり9000は付けておきたい。ホイールの話は後でするけど、アイオロスも付けなきゃ、そこまでやったら色も塗らなきゃなので結果として、もの凄く高いバイクにはなる。でも、そこまでやるともの凄くいい。

小笠原ー 高いんだから当たり前という話はさておいて、もの凄く良いのは事実。

難波ー 良い物は高いんですよ。結局。じゃあ、最後に3台をまとめてみましょうか。この3台、どれも、トップブランドの問答無用のフラッグシップな訳だけど誰がどういう用途で使うとバシッとハマるんでしょう?

小笠原ー まずターマックから行きましょうか。これは、やっぱりレーシングバイクそのものでしょう。レースする人が機材として買うんだったら、まず買って後悔する事はないでしょう。

難波ー 洗車していつもピカピカっている使い方にはちょっと似合わないかな。傷も気にせず、ガンガン使ってナンボという雰囲気がビリビリ伝わってくる。

小笠原ー 練習もこれでやって、レースは決戦ホイールに変えて走るという使い方でしょうか。誰でも乗りやすくて使い易いバイクなんでレースする人万人向け。これからレースする人でも、レースしまくってる人でも全員にお勧め出来るし、ホイールの相性も練習用から決戦用までそつなくイケるので、これ1台で行ける。

難波ー キャノンデールのEVOはどうでしょう。

小笠原ー スペシャよりももうちょっと大人の乗り物っぽい。血気盛んなレーサーというよりは、もうちょっと理性のある大人のレーシングバイク。高級ホイールを履くと、途端にインテリラグジュアリーな感じが出るの良い。

難波ー でも、本気出すと速いよ。という。それでもインテリアにもなるし、普段からギアを掛けて踏んで行かなくてもサマになる落ち着き感があるのがまた良い。

小笠原ー それでも煽られたら、容赦なく速い。快適さも高い。ターマックだと30km/hで走ってると、もっとスピード出せよと言われそうな雰囲気があるけど、こっちはそれでも全然大丈夫。そう言う雰囲気も含めて大人に似合いますね。

難波ー 300km超の超ロングライドでもエボならOKかなぁ。で、トレック。マドン7。

小笠原ー 戦闘機。今日はオフトレでのんびりLSDとか言う単語はない。ローラーで暖めて、道路に出た瞬間にアウタートップで踏み倒す。みたいな、そう言う走りをしたくなってしまう。というかバイクにそういう走りをさせられてしまう。

難波ー もちろんのんびりロングライドに使えと言われれば使えますよ。

小笠原ー でも、多摩川、荒川を3時間のんびりポタリングっていうんだったらもうちょっと別のバイクがあるでしょう。トレックの中でもドマーネはそういう走り方でも楽しい訳だし。むしろ、週末はヤビツまでおりゃーと走って、何往復もガンガン走るというんだったら問答無用にお勧め。レースで成績を出したい人も使うべきでしょう。

難波ー なのでレース機材を通り越して戦闘機。

小笠原ー まとめるとそんなところですかね?

難波ー 最後に値段の事を言うと、横並びと言って比べた今回の3台だけど、マドン7は他の2台より大分高いのは事実。2割程高いし、色塗って、9000付けて、アイオロス履いてとなるともの凄い値段になってしまう。

小笠原ー でもマドン7に乗るならコンポもホイールも最強で揃えるべきでしょう。

難波ー ターマックSL4にも、本国ではマクラーレン仕様が限定発売されていた(既に終了)し、EVOにも今年から更に軽量なSuperSix EVO Nanoが加わった。

小笠原ー 実際にEVO Nanoは走るとEVOより、走りが一段階先を行っているといるらしいよね。

難波ー なので、機会があればマクラーレンとEVO Nanoとマドン7を揃えた比較もやってみたい。

小笠原ー 最終的なまとめとしては、どれを買ってもハズレが無いのは再確認出来たので、この3台はそこら中に試乗車があるでしょうから、気になるんなら店に行って乗り比べて、自分の感覚で気に入ったのを買えばOKという事ですかね。

難波ー 結局の所は自分に合うか合わないかの話なので、それで良いと思う。とはいえ、この3台はやっぱり外せない。それ程に魅力的。

小笠原ー では、それぞれのバイクとホイールの相性の話をしていきますか。

Vol.9につづく