BIONX特集vol.2 小笠原崇裕の乗るBIONX

海の向こうでは大人気!という事を噂では聞いており、常々乗ってみたいな~と心に秘めていた思いが現実となった。
試乗の日になり、現物のバイクを何気に持ち上げると・・・そのあまりの重さにダウンヒルバイクか?ってのが第一印象。
実際に乗ってみると、普通の自転車と同じ様にペダルを踏み込むと「グググググッ」っと物凄い加速!上半身が1テンポ遅れて付いてくるのでハンドルをしっかり持っていないと後に倒れてしまいそうだ。車でいうとアクセルを踏んでターボが効き始めた瞬間のような加速、アシストが効くタイミングと強さをしっかりと認識しないと、街中で乗る場合には(国外)この急加速にビックリする事が多々あると思われる。
登りでも時速30キロまでアシストしてくれるので、異次元の世界が見えた。登りで速すぎてカーブを曲がりきれない事や、インベタで曲がろうとしたらタイヤのグリップが負けてリヤタイヤがアウトに流れたりと普通の自転車では成しえない動きを体験できる。これはインプレなのでスポーツ走行をしてみたが、実際の用途として考えられるのは坂の多い街での移動などであろう。私の住む町田市は多摩丘陵地帯で本当に坂が多い、それこそ20%超えの坂がそこら中にあり、電動アシスト自転車の普及率が異常に高いのも頷けるが、20%の坂はアシストがあったとしても日本国内の基準の強さのアシストでは一般の方は全くもって登られない。押して歩くとなると電動アシストの分が重く、これまた辛い。もし、バイオニクスだったなら誰もが軽々と20%の斜度を登っていけるだろうが、現在の国内の法では許されていない。
国内の街中での使用は出来ないが、下り系のバイクに搭載してトレイルに持ち込んで登りでアシストを効かせ楽々登れたら、下り系ライダーにとって新たな境地が見えるのではないか?とも考えられる。
こういった事からも小型で軽量なポン付けスポーツバイク用の電動アシストの登場が待たれる。用途を膨らませて考えれば、実は物凄い需要があるのかもしれない。
次回はMTBかシクロクロスバイクに装着してオフロード走行のインプレッションを行ってみたい。
 
 

report:小笠原崇裕
photo:The Bike Journal
date:2012.2.6