小笠原崇裕が乗る2014 Madone7

新型マドン7。と呼んでいいものだろうか?見た目的に説明されなきゃ分からない程度のアップデートをして発表された新型マドン7。走り出す前に、アップデートされた個所の説明を十分に受けた。その説明では主に「BB周辺剛性のアップ」、「乗り心地の向上」という事だった。先代マドン7で特に気になっていた乗り心地が改善されているという事で、期待感を持って走り出した。

BB周辺剛性のアップよりも明らかに乗り心地が改善された事が伝わってきた。車道に塗られていたザラザラした滑り止めの連続での振動が先代よりも幾分かマイルドに感じた。振動の伝わり方が、先代では直線的にストレートにゴツンと伝わってきていたが、新型ではチューブの中を振動がジグザグに別れて分散されているような感じの伝わり方で、振動がサドルやペダルに伝わる頃には当たりがかなり優しくなっている。このアップデートによってフレームの前後バランスが更に良くなっている、フレームのリヤ側が跳ね難くなったおかげで、先代から若干足りなかったフォークの剛性との相性がちょうど合うようになっており、初心者や下りが苦手なライダーに多い、重心が後ろに残り過ぎたへっぴり腰の様なライディングでも安定感が高まっているだろう。

BB周辺剛性のアップというのは、「気持ちアップしてるかな?」程度で、同じ条件で先代と新型を乗り比べてみないとその差はハッキリとは分からなかった。リヤホイールのハブであるフリーのラチェットをわざと効かせるよに「コンッコンッコンッ」っと細かく踏み込みを繰り返してみた場合の足への当たりは確かに硬くなっており、ウィップの戻りが僅かに速かったように感じた。しかし前述した様に、ハッキリとした差ではないので、先代から乗り換えたりする場合にはペダリングフィールは殆ど同じなので乗り換えはスムーズに行えるだろう。

先代マドン7は確かに速いが、乗り手を選ぶ。というロードレーサーの走らせ方を知っている玄人が選ぶバイクであったが、新型マドン7は、性能を上げつつ乗り手の幅も広げてきた。

トップモデルは扱い辛い・・この言葉を完全に払拭している。
 
 

Madone7関連記事
1.TREKがMadoneシリーズをマイナーチェンジ
2.ベン・コーテス、Madone 7を語る
3.3大ブランド旗艦ロードバイク徹底比較
4.トレックMadone 7 Seriesを発表

report:小笠原崇裕
photo:The Bike Journal
date:13.8.2