YAMAHAが超軽量ラグジュアリー電動アシストロードバイクYPJ-01を発表


世界で初めての電動アシストバイク「PAS」を世に送り出してから20年となるYAMAHAが東京モーターショーで世界初公開した電動アシストロードバイクがYPJ-01だ。

新開発の超軽量BBドライブの駆動ユニットと、同じく新開発のリチウムイオンバッテリーシステムを搭載した電動アシストロードバイクである。

日本の法規に完全に適合させる事を目的として開発されたユニットの出力は250Wで、時速24km/hまで段階的に減少しながらアシストする。アシスト量自体は日本の法規制によるものなので驚く数字ではなく、SPECIALIZED TURBOやBIONXの過激な走りは期待出来ないだろう。YPJ-01が凄いのは、むしろその軽量コンパクトさ。重量自体は未公表とされるが、独自に取材した結果、YPJ-01の実車で10kg台前半というコメントを得た。ユニット自体の重量は3kg台中盤と超軽量に抑えられており、これによって、電動アシストなしで走行した状態でロードバイク本来の走りの性能を追求出来るという。



発進やヒルクライムでは軽くアシスト、巡行時は乗っても、見た目でも普通にロードバイクという今までの電動アシスト車にはない新機軸を打ち立てたという。低重心のセンターマスを可能にするYAMAHA独自のBBアシスト形式によって、停車時、低速時でも不安定でない電動アシストロードバイクを実現していると予想される。また、バッテリーやアシスト状態に関してはスマートフォンと連携して表示可能。

ダウンチューブにツインチューブを採用した細身のシルエットは、国内のハンドメイドビルダー制作によるとされるが、今までにないコンセプトのこのバイク、東京モーターショーでの反響を踏まえた上で、ターゲットレンジを決めて同じコンセプトで市販を目指すという。LEXUSとは真逆の古典的正統派ハイテク主義とも取れる。新型アシストユニットは、モックではなく完全に走行可能な状態に出来上がっていると言うので、今後のYPJ-01プロジェクトの行方に期待したい。

report: Kenji Nanba
photo: Hideyuki Suzuki
date:13.11.21