2015旗艦ロードバイク5×5選 Vol.3

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小笠原ー 3台目ですけど、デローザのスカンジウムですね。名前もそのままスカンジウム。フレーム46万円。

難波ー もの凄い変化球ですね。

小笠原ー なんで、ここに今更金属フレームなのかというと、デローザが今更スカンジウムを出すのかという所に猛烈に興味があるので。

難波ー しかも、今更大口径。

小笠原ー 今更デローザが大口径ですよ。その理由が気にならない方が20年来のサイクリストとしてオカシイ。気になる5台を上げろと言われたので本当は最初に出そうかと思ったぐらいですが、3台目に出した方が話として面白いかなという事で。

実物もちょろっと見せて貰ったんですけど、シートステーとかも激太な訳ですよ。ダウンチューブに至っては90年代のキヤノンデール級。もの凄く太い。

あの、デローザがですよ。こんな事をやっちゃったという。

難波ー 往年のサイクリスト的には衝撃ですね。あのデローザがカーボンを出した時より衝撃。

小笠原ー でもってジオメトリーオーダーも出来る。

難波ー カーボンフレームが10万円で買える時代に敢えてこう出てきたのは確かに気になります。

小笠原ー 実はもの凄い走りのポテンシャルを秘めているんじゃないかとか、一体どんな人がオーダーしているのかとか、いろんな意味でもの凄く気になります。なのでやはり、今年の注目モデルを5台語れと言われたら外せないでしょう。

デローザと言えば細くてエレガントの象徴なのに、今更スカンジウムで大口径。興味津々です。

難波ー 私の4台目はピナレロですね。ドグマF8。
 
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小笠原ー 外さない選択が多いですね。

難波ー ピナレロですよ。ドグマ。読んでいる人だって当然気になっている人が多いでしょう。

小笠原ー むしろ気にならない人が居るのかという次元。ある意味、ツール常勝バイク。

難波ー あのミゲール・インデュラインも乗っていたピナレロですよ。

小笠原ー アメリカ系のバイクとは根本的なバイクとはどうあるべきの思想的部分から違いますからね。

難波ー ドグマ(教義)の名前の通り。アメリカではアメリカンブランドがやはり圧倒的に強いんですけど、その中でハイエンドで一定のシェアを持っているブランドと言ったらピナレロだけですよ。やっぱり気にならない訳がない。

小笠原ー で、乗ると?

難波ー が、乗っていない。インプレ云々以前の問題です。あのピナレロが奇天烈なデザインを辞めてジャガーと組んでエアロを強化してきた。スーパーブランドのフラッグシップがフルモデルチェンジ。興味が無いわけがない。
 
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小笠原ー 一般向けバイクを多くラインナップする今でも、オーラは僕も感じますね。リスペクトしています。乗ってもアメリカ系とは全然違うけど、突き抜けている感じは代々持っていますからね。

難波ー フランス車もそうですけど、イタリア、フランスの自転車はやっぱり自転車のモノ作りでアメリカ、ドイツ系とは全然違う歴史と思想がそこにあるので、物理的に計算してどっちが優れているとか剛性があるとかじゃない数字には表せない感性値がありますね。F8がどうなのかは乗っていないので語ることは出来ませんが。

小笠原ー 自転車を知ってれば知ってるほど、そこの真似をするとボロが出るので同じ土俵では勝負出来ない魅力があるのは事実ですね。自分に合うか合わないかは別として。

難波ー ドグマは気になりますね。

小笠原ー 歴代ドグマを乗ってる人ってあんまりアメリカ系とかフランス系に浮気せずにずーっとドグマ乗ってるでしょ?あれはやっぱりオーナーしか知り得ない、ちょっと乗っただけでは解らない何かがあるんだと思いますよ。

難波ー で、そちらの4台目は?

Vol.4に続く

 

talk:Kenji Nanba, Takahiro Ogasawara
date:15.2.27